長く使っていたロジクールのMX ERGOが、ある時からチャタリングっぽい症状を起こすようになりました。
毎日在宅仕事で使う道具だけに、クリックが反応しない、ドラッグが解除される、範囲指定スクショが上手く撮れないなど、ストレスはかなり大きかったです。
| 比較項目 | エレコム IST M-IT11URBK | ロジクール MX ERGO |
|---|---|---|
| 総合評価 | 80点くらい | 100点(基準として) |
| 価格感 | 5000円前後 | 1万7千円前後 |
| サイズ感 | 手で包み込む感じ | 手が乗せれるサイズ |
| 重さ | 軽い | 重厚感あり |
| クリック感 | カチッ | パチッ |
| サイドボタン | やや押しにくい | 押しやすい |
| ホイール | 横入力なし | 横入力あり |
| ボールの動き | ざっくり軽快 | しっとり繊細 |
| 接続 | 有線 | 無線(Bluetooth / Unifying receiver) |

クリックが不安定で、ドラッグ中に途中で切れたり、範囲選択がうまくいかなかったりすることをまとめてチャタリングって言うみたいだよ!
エレコムの有線トラックボール「IST M-IT11URBK」は「まぁ…うん、まぁうん」的な使い心地です。
※価格を考えれば十分かもな。というニュアンスの「まぁうん」です
エレコムのトラックボールマウスを買おうか迷っている人に向けて、レビューを置いておこうと思います。
チャタリング修理は結構な知識が要るっぽい

MX ERGOは高価なマウスなだけにもったいなくて、最初は修理も考えました。
ただ実際に調べてみると、分解して、手袋をして、接点復活剤を使って、状態によってははんだ付けまで必要そうで……。
これはさすがに自分にはハードルが高すぎる、と思って断念しました。
ではMX ERGOをそのまま買い直すか…とも考えたのですが、自分が見たときは1万7千円前後になっていて、リピートするにはちょっと厳しい値段でした。
そこで別のトラックボールをいろいろ探した結果、見つけたのがエレコムの有線トラックボール「IST M-IT11URBK」です。
今回、購入時の価格は5,000円前後で、かなりハードルが低い。
見た目や形が比較的MX ERGOに近く、価格も5,000円前後でかなり手を出しやすい。
レビューも見たうえで「これなら、まぁ…いけるか…?」と思って購入しました。
使い心地としてはMX ERGOを100点とするなら、M-IT11URBKは80点くらいの満足度です。
さすがに上位モデルのMX ERGOと比べると安っぽさはありますが、だからといって「買わなければよかった」と思うほどではありません。
むしろ、無理してMX ERGOを買い直すくらいなら、このエレコム有線トラックボールでも十分アリだと感じています。
MX ERGOを買い直さなかった理由

MX ERGO自体にはかなり満足していたので、本音を言えば同じものをもう一度買いたかった。
ただ、今の価格を見ると気軽にリピートできる感じではありません。
値段の分、完成度が高いモデルだとは思っていますが、約2万はちょっとためらってしまう金額です。
実を言うとMX ERGOのワイヤレス性能もそこまで活かしておらず、充電ケーブルを挿したまま使っていることも多かったですし、デスク上で固定して使うことがほとんどだったので、無線である恩恵をそこまで感じていなかったんですよね。
むしろ困ったのは、USBレシーバーをうっかり抜いてしまったときです。
Bluetooth接続なのでUSBレシーバーを抜いてしまうとマウスが使えなくなって、レシーバーを挿しても「Bluetoothをオンにする」or「レシーバーの機能をオンにするためにマウスがいる」ので、復旧作業がかなり面倒なことになります。
実際、何回か「詰んだ…」となって100均にマウスを買いに走ったこともあります。
そう考えると、今回の買い替えでは「別に有線でいいのでは?」と、元々有線を購入予定でした。
MXERGOのかわりに「エレコム IST M-IT11URBK」を買った

一度トラックボールに慣れてしまうと、もう普通のマウスには戻れないというか、戻したくないという気持ちがかなり強かったので、普通のマウスは論外でした。
そこでどうにか「MX ERGOに近いマウスはないものか」と探し回ったのがエレコムのIST M-IT11URBKでした。
他にも「ProtoArc EM01」など候補はありましたが、今回は親しみのあるエレコムを選びました。
エレコムに決めたのはシンプルで、
という似たポイントが多く、全然違う形に移行するよりは安心感がありました。
そしてもう一つ大きかったのがやっぱり価格。
5,000円前後で買えるので、MX ERGOの買い直しと比べるとかなり手を出しやすかった。
レビューもいくつか見て、実際にMX ERGOからエレコムのIST M-IT11URBKに変えてる人もいました。

エレコムのISTは「イスト」と読んで、イストシリーズには3タイプあって今回購入したのはエントリーモデルだよ!
やっぱりMX ERGOより安さは感じる

まず正直に言うと、使い始めてすぐ感じたのは「やっぱりMX ERGOより安い感じはする」ということでした。
これは別にM-IT11URBKが悪いというより、比較対象がMX ERGOだから仕方ない部分も大きいです。
MX ERGOはやはりかなり完成度の高いモデルだったんだなと、逆に再認識しました。
手触りや質感の部分でも差は感じます。
触った瞬間のしっとり感というか、全体の高級感というか、そのあたりはやはりMX ERGOの方が上です。
ただ「安っぽい=使い物にならない」ではありません。
高級感はたしかにMX ERGOの方が上ですが、実用性まで大きく落ちるわけではないです。
ここからは、そのあたりも含めて使い心地をレビューしていきます。
サイズはM-IT11URBKの方がひと回り小さい

実際に比べてみると、サイズ感はエレコムの方がひと回り小さいです。
MX ERGOの方がどっしりしていて、手のひら全体で受け止める感じが強いのに対して、M-IT11URBKはややコンパクトにまとまっている印象です。
人によってはエレコムの方が扱いやすいかもしれませんが、MX ERGOに慣れていた自分としては手の収まりに少しだけ物足りなさがあります。
重さはかなり違う。エレコムの方がかなり軽い

重さについてはかなり差があります。
体感では、M-IT11URBKはMX ERGOの半分くらいに感じました。
この軽さのおかげで、マウス本体の位置を動かしやすいのはメリットです。
掃除のときや、ちょっと位置を調整したいときには扱いやすいですし、気軽さはあります。
ただ、逆に「ベスポジで固定しておきたい」「どっしり安定していてほしい」という人には少し合わないかもしれません。
軽いぶん、据え置き感や重厚感はどうしても劣ります。
ここも好みが分かれるポイントですが、個人的には「軽いからダメ」というほどではないものの、MX ERGOの安定感に慣れていたぶん、すぐ動くなぁという印象があります。
クリックの感触はエレコムの方が好き

意外だったのはクリック音やクリックしたときの感触はIST M-IT11URBKの方が好みでした。
MX ERGOはパチっ、M-IT11URBKはカチッとした感じです。
このあたりは、実際に使ってみないとわからないポイントでした!
サイドボタンはMX ERGOの方が押しやすい

一方で、サイドボタンの押しやすさや感触はMX ERGOの方が好きです。
M-IT11URBKのサイドボタンも別に使いにくいというワケではないのですが、MX ERGOの方が自然に押しやすい位置にボタンがあったように思います。
普段からサイドボタンをよく使う人ほど、この差は感じやすいかもしれません。
手の大きさもあるとは思いますが、MX ERGOは指を動かすだけで押せていたのが、エレコムの方は、気持ち手のひらの力を緩めないと押しにくいかなと感じています。
僕は「コピー」「貼り付け」をショートカットにしていてとにかくよく使うので、早く慣れたいところです。
ホイールの横入力がなくなったのはかなり痛い

個人的に一番つらかったのは、MX ERGOにあったロールホイールの横入力がなくなったことです。
自分はここに全選択の操作を割り当てていたので、自分でも思った以上に使っていました。
もしホイール横入力を使いこなしていた人なら、ここはかなりマイナスに感じると思います。
M-IT11URBKにはホイールクリックがあるので、ある程度は代用可能ですが、やはり横入力とクリックではかなり使用感が違うと思います。
ただ、ホイール自体のスクロール感はM-IT11URBKの方が好みでした。
回したときのコリコリコリという感触が結構好きです。
これもかなり好みの話ではあるものの、クリック感と同じで、操作していて気持ちいいのはエレコムの方でした。
つまりホイール周りは、機能面ではMX ERGO、触っていて気持ちいい感覚ではエレコム、という感じです。
ボールはかなり軽い。カーソル移動は速い

M-IT11URBKのトラックボールは、MX ERGOと比べてかなり軽く動きます。
そのぶんカーソル移動も速く感じます。
ここはハッキリ好みが分かれるところで、人によっては「軽くて快適」と感じるかもだし、逆に「動きすぎて使いにくい」と感じる人もいると思います。
ただ、絵を描く人のように、かなり繊細なポインター操作が必要な用途だと少し厳しい可能性があります。
僕は仕事上、文字の間にカーソルを移動させることが多いので、若干モヤモヤします。
言葉にするとMX ERGOはしっとり、エレコムはざっくり、みたいな感じかな?
ショートカット設定はエレコムの「マウスアシスタント」でカバー

エレコムには「マウスアシスタント」というソフトが用意されていて、ボタンやホイールに機能を割り当てることができます。
ロジクールのマウスのように、ソフト上で直感的にショートカット設定ができるので心配は不要です。
テンプレもある程度用意してくれてるので、基本的に選ぶだけで設定していけますよ!
有線にしたのは正解だった!

今回、有線モデルを選んだのはやっぱり正解でした。
もともとMX ERGOも、無線の利点をそこまで活かせていないどころか、充電ケーブルを挿しっぱなしで使っていましたからね。
なので「レシーバーを抜いて使えなくなる心配がない」という最強のメリットがデカいです。
今回の買い替えで「自分の場合はマウスは有線でいい」と改めて認識できました。
コードも束ねてしまえばそこまで気になりませんし!
結論:MX ERGOを100点とするなら、M-IT11URBKは80点くらい

最終的な感想としては、MX ERGOを100点とするなら、M-IT11URBKは80点くらいです。
マイナス20点の主な理由はハッキリしていて、ロールホイールの横入力がなくなったことと、カーソルがちょっと動きすぎることの2つです。
クリック感やホイールの回し心地はむしろエレコムの方が好みでしたし、有線にしたことで接続まわりのストレスも減りました。
なので「MX ERGOの完全な代替」とまでは言わないですが、価格差を考えるとかなり健闘していると思います。
無理してMX ERGOを買い直すくらいなら、エレコムの「有線トラックボール “IST” 5ボタン ベアリングモデル」で十分なんじゃないか、というのが今の率直な感想です。
「トラックボールをやめたくない」「でもMX ERGOをもう一度買うのは高い」という人には、エレコムのISTは試してほしいマウスです。
そして何より、一度トラックボールに慣れてしまうと、もう普通のマウスには戻れないですね。
戻れないというより、戻したくない。
今回の買い替えで、その気持ちをあらためて実感しました。

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